
お知らせnews
2025.8.20
全戦没者追悼法要を厳修して
去る8月16日(土)、14時より盂蘭盆会法要と併修して全戦没者追悼法要をお勤め致しました。
年間の行事予定には入れておりませんでしたが、戦後80年の節目の年であることを記憶するために、急遽追悼法要をお勤めすることに致しました。
お話では、最澄さんの「怨みをもって怨みに報ゆれば、怨みを止まず」を頂きながら、老子さんのことば「以徳報怨」を大切にした蒋介石さんが1945年8月15日にラジオで発信したことと、住職の祖父家族が旧満州から引き揚げることができたことが関係して、祖父母たち家族から今のいのちをつないでくださったのだと述べました。また、自分の中で戦争のことが風化していることを実感したため、来年以降も追悼法要を企画していきたいこと述べました。そして、戦後生まれの今上天皇の全国戦没者追悼式のことばに感銘を受けたことや、次世代にも戦争の悲惨さを引き継ぎ、二度と戦争を起こさない努力を続けていきたい旨を述べました。
暑いことにより参詣者が少なかったと思いましたが、ご案内の仕方に問題があったのか檀信徒の皆さんに、リサーチする必要があると感じたご縁でもありました。