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2024.11.16

親鸞聖人御命日法座及び相田一人さん講演会ご報告

本日16日は、親鸞聖人月命日の法座を開催しました。
内容は、写経(正信偈書写)、正信偈(行譜)、お念仏を称える時間を設け、その後札幌組(総代会・婦人会・門信徒合同)の研修会を控えているため早めに終了しました。研修会は、ホテルエミシア札幌において、書道家・詩人 相田みつをさんのご子息である相田一人さんから「ただいるだけで 〜父相田みつをの生き方〜」の講題のもと、ご講演を拝聴致しました。

一人さんのお話で印象深かったことは、
①相田みつをさんが影響を受けた書物の中で道元禅師の『正法眼蔵』の他に『歎異抄』もかなり影響を受けており、それらがみつをさんの詩に表現されていること。
②みつをさんの二人のお兄さんが戦死され、そのことを父や母はどのように感じ何を思い続けていたのかを詠った「ひぐらしの声」という詩。憲兵だったお兄さんが戦死したとき「自分が死ぬと、やがて日本のふるさとにいる両親や兄弟たちの嘆き悲しむ様子を想うとそのことが一番つらい」と死ぬ間際に云ったこと。さらにお兄さんは「戦争は人間が作る最大の罪悪である」ことを伝え遺し、そのことを想い続けたみつをさんが作られた「いのち」という詩のことなど、知られざる相田みつをの原体験を聴くことができて感銘を受けました。相田みつをさんのことをもっと知りたくなった機会でした。

次回は、12月4日(水)常例法座を開催致します。講師は、当寺住職。仏教の入門講座として「神と仏について」学ぶ時間を過ごします。どなたでも是非ともご参加ください。